2年振りの能のシテ「融」を勤めさせて頂きました。
舞台休業から復帰の曲にしては、随分な大曲です。
曲は1年前には決定しているのですが、その割に足腰の快復状況が
思うようでなく、舞台直前まで悩み焦りましたが、
幸い2か月程前から曲全体を通しての稽古が可能な状態にまで
快復しました。
既に一ヶ月半も前の話になりましたが、見守って下さったご宗家、
流儀の方々、主治医の先生、医療関係の皆様、種々ご心配ご激励
下さった皆様に、心からの感謝の気持ちにてご報告致します。
主治医の先生とのご相談で、注射・投薬・リハビリで、最低今の状態を維持し、
色々リスクが大きい再手術は回避する事に決めました。
来年の「龍田」に向け、筋力アップを努力しなければ…というところです。


2020.9.19東京金剛会例会能 「融」前シテ後シテ:工藤 寛 (撮影:前島写真店)
この記事へのコメント